CO2添加、結局どのくらい必要なのか — 60cm水槽で2ヶ月間測ってみた
スタッフの水槽(60×30×36cm、約60リットル)にCO2添加を始めて2ヶ月が経った。使用したレギュレーターは当店取扱のデュアルゲージ型で、ディフューザーはインライン式。最初の設定は1秒1滴からスタートした。
最初の10日間はほとんど変化が見えなかった。ロタラもグリーンロタラも、気泡を付けるような気配がない。pHモニターの値は7.2前後。2週目から1秒1.5滴に増やしたところ、pHが6.8まで下がり、葉に細かい気泡が付き始めた。グロッソスティグマが横に這い始めたのもこの頃。
最終的に1秒2滴に落ち着いている。ドロップチェッカーの色は黄緑で安定。照明点灯1時間前にCO2を開始し、消灯と同時に停止するタイマー設定にした。1つ注意点がある。夜間にエアレーションを入れないと翌朝のpHが低いまま推移し、ヤマトヌマエビが調子を崩した。夜間のエアレーションは必須。74gボンベは約45日もった。思ったよりランニングコストは低い。
吸着系ソイル4種を半年使い比べた結果
スタッフ3人がそれぞれの30cmキューブ水槽で、吸着系ソイルを4種類テストした。ADAアマゾニアII、JUNプラチナソイル・ブラック、当店取扱のブラックダイヤモンド、GEXの水草一番サンド。水草はニューラージパールグラスとショートヘアーグラスで統一。照明と肥料も同条件に揃えた。
立ち上げ直後の水質変化がもっとも穏やかだったのはプラチナソイル。黄ばみが少なく、3日目で水が透明になった。ブラックダイヤモンドは初期のアンモニア溶出がやや多かったが、2週間後に水質が安定してからの水草の根張りが一番しっかりしていた。アマゾニアIIは粒の崩れが少なく、半年経っても粒形をほぼ維持。水草一番サンドは価格が手頃な分、4ヶ月目あたりから粒の潰れが目立ち始めた。
結論。長期維持を考えるならアマゾニアIIかブラックダイヤモンド。短期リセットが前提ならプラチナソイルが価格と扱いやすさのバランスが良い。水草一番サンドは初心者が試しに始めるには十分な性能だが、1年を超えるとソイルの寿命が気になる。
LED照明の色温度で水草の育ち方は変わるのか
取扱中のフルスペクトルLEDパネル(60cm用)は色温度を6500Kと8000Kで切り替えられる。実際に育成に差が出るのか気になったので、同じ水草を2つの水槽に植えて1ヶ月間育てて比較してみた。水草はロタラsp.Hraとルドウィジア・レペンスの2種。どちらも赤系の色が出る条件で知られている。
結果。6500Kの水槽のほうが赤みの発色がやや濃く出た。ロタラの頂芽がはっきりした赤になり、ルドウィジアの葉裏も赤紫色が強い。8000Kのほうは全体的に緑が明るく鮮やかで、見た目はきれいだが赤系水草の色はやや薄く感じた。成長速度自体は両方ともほぼ同じで、週あたりのトリミング量に差はなかった。光量はPAR値でどちらも水面下10cmの地点で約120μmol/m²/sだった。
鑑賞の目的によって使い分けるのが良い。赤系水草をしっかり赤くしたいなら6500K。水景全体を爽やかな印象にしたいなら8000K。スタッフの中で一番人気だったのは「昼間は6500Kで育成重視、夜は8000Kの青白い光に切り替えて眺める」という使い方だった。